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スタッフブログ

南方医科大学南方医院主催  反復IVF失敗及着床障碍研討会(ART反復不成功例検討会)に参加して

カテゴリー: ナースブログ 2008年7月1日

2008年7月25日から27日にかけて,南方医科大学南方医院(中国・広州市)にて「反复IVF失败及着床障碍研讨会が」開催され,今回私は「反复IVF失败的心里谘询(反復不成功に対する心理カウンセリング)」という演題で発表を行いました。
学会の参加者は約200名で中国全土のARTを行う医師やスタッフが集まり熱心に発表を聴いておられました。

学会会場にて
(左から久保島,邢先生,杉岡)
学会会場にて
(左から久保島,邢先生,杉岡)

南方医科大学南方医院の生殖医療センターは広州市中心部からやや離れた場所にあり、年間に約1,000件の採卵件数を誇っています。患者の平均年齢は,30歳位と若いため胚移植あたりの妊娠率も50%以上を推移している施設で,ARTの成績は中国ではトップクラスと言われています。
当院の蔵本院長と南方医科大学南方医院の邢(シン)先生は,14年来の親交があり、邢先生が第一軍医大学産婦人科主任教授であった10年前には、当院より体外受精,顕微授精の研修を受け、技術提供や技術指導等を数回に渡り行なった実績があります。
現在でも日中の不妊治療の発展のために親睦を深めています。

中国の不妊治療技術は欧米諸国と遜色なく、国際学会に於いても多くの発表を行なっています。
しかし心理支援に関しては後進国であるため、今回不妊症の方に対する心理支援について講演させていただく運びとなりました。
一人っ子政策の中国であってもその「一人」が産めずに苦しんでいる人は大勢います。この問題は国籍や人種を問わないものです。中国に於いて心理面の研究が成されることを願い下記の内容で発表しました。

とにかく広州は暑く、連日37℃~38℃でした。しかし邢先生を始め,大学の先生方には大変お世話になりました.北京オリンピックの開催が近づいていたためテロが心配されていましたが無事に帰国することができました。
海外で発表することなど滅多にない貴重な経験が出来たことを大変感謝しています。日中の生殖医療の発展に少しでもお手伝いできたのではないかと思っています。谢谢

【講演内容】

  • 不妊症女性の心理
    • ・不妊症女性の不安とストレス
    • ・不妊症女性が体験する心理的影響
  • 患者への支援体制
    • ・日本における看護師の役割や資格制度
    • ・臨床心理士の役割
  • 当施設での取り組み
    • ・チーム医療体制や当院での看護体制
    • ・患者をストレスから開放する試みとしてヒーリングルームの紹介
    • ・サポートグループについて

看護部 久保島 美佳

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