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スタッフブログ

不妊治療と仕事の両立について

カテゴリー: ナースブログ 2018年7月31日

みなさんこんにちは。今日は、看護部が現在、取り組んでいる「不妊治療と仕事の両立」についてお話したいと思います。

現在、日本では3組に1組の夫婦が不妊を心配した経験があり、5.5組に1組が不妊治療を経験したことがあると言われています。不妊治療を頑張っている多くの方は、仕事でキャリアを積む時期であり、また、不妊治療の特徴として月経周期に合わせて通院をしなければならないこともあり、仕事と治療の両立が難しくなっているのが現状です。

当院では、通院中の方がどのようにして仕事と治療を両立しているのかを知るために、2016年に「不妊治療と仕事の両立について」のアンケート調査を行いました(このブログを見ている方の中にもアンケートに協力していただいた方がいらっしゃるかもしれませんね。その節は、ありがとうございました)。350名の方にアンケート用紙を配布し、288名の方から回答を得ました。そのうち、仕事を持っている人は243名(84.4%)、243名のうち、仕事と治療を両立させるために、働き方の変更(退職、常勤からパート、時短勤務など)をした人が31%でした。3割の方が働き方の変更をしないと治療と仕事の両立が困難である結果を見るとみなさん苦労されているのだと痛感しました。また、職場に不妊治療中であることを伝えていても治療期間が3年を超えると退職を含む働き方の変更を必要とした人が多くいることもわかり(不妊退職)、治療が長引くと精神的・身体的負担が増大し、職場への気兼ねから退職をせざるを得ない状況になっていることが考えられました。そこで、看護部では今年の5月から「仕事と不妊治療の両立相談外来」を開設し、国や企業の取り組みについての情報提供、ファミリーサポート休暇や有給休暇の使い方次第で、職場を休まず治療ができるスケジュールの説明などの相談対応をしています。通院中の方はもちろん、まだ通院中でない方、どなたでもOKですのでご希望の方は、WEBや電話予約で受け付けています。お気軽においでください。お待ちしております!!

アンケート結果

>>仕事と不妊治療の両立相談外来についてはこちら
>>看護師外来のご案内

看護部 看護副師長
久保島 美佳

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