4月8日にFine患者会を開催しました。
カテゴリー: ナースブログ 2019年4月11日
今回は、Fine認定ピアカウンセラー中辻先生による講演とおしゃべり会ということで、「いろんな考え方、人生があっていい」というタイトルテーマで行いました。
中辻先生のお話の内容は、「妊活と心の関係」「妊活期間を人生のブランクにしないコツ」「自分らしさ、自分の良さに気付くためのカードワーク」今回はご夫婦での参加も2組あり、これらのことを、カップルも対象にしたバージョンということでお話しされました。
妊活中、みなさんそれぞれ色々な思いを抱えていらっしゃいます。仕事や家事と不妊治療の両立や職場などのコミュニティでの課題、時間に追われたり、夫婦間の気持ちのすれ違い、思うように結果が出ないことへのいら立ち、自分やパートナーを否定してしまったり、優しさを受け取れなかったり。。。何かしらのストレスや気持ちの葛藤がありながら、皆様前向きに、または前向きでいようと、治療に取り組まれています。まずは、頑張っている自分、頑張っているパートナーに、「I’m OK! You’re OK!」というスタンスで接するようにしてみる。気持ちを言語化するのは時に難しい時もありますが、言葉にできるようになると楽になります。夫婦で「ミーティング」という場をあえて作ってみる。時にはいつものリビングではなく場所を変えてお酒やおいしいご飯を食べながら。夫婦が向き合って、お互いの気持ちを確認したり伝えたりするように努めてみてもいいかもしれません。悩んでいるときは自分の気持ちだけでいっぱいいっぱいになりがちです。お互いに思っていること、感じていること、同じ部分とそうじゃない部分とあります。それらをクリアにしてみるだけでも、ずいぶんと楽になるかもしれません。妊活期間を人生のブランクにしないコツは、「治療中でも、自分が・自分たちが楽しいと思うことをやり続ける。手放さないこと、探し続けること」そんな風に意識することで、さしあたって短いスパンではリフレッシュや気分転換になりますが、妊活期間は長い人生の中の一時期に過ぎません。できるだけ人生の長いスパンで考えてみる、自分のライフキャリアを眺めてみることも大切と話されていました。自分を知るためのワークでは、パーソナリティーカードを用いて、自分の価値観や傾向を知り、風船のワークでは、自分やパートナーを改めて好きになれたり、妊活中の頑張っている自分をリセットできるような時間になったのではないかと思います。
次回は夏~秋くらいにFine患者会を開催予定です。日程など決まりましたらまたHPやメールでご案内させていただきます。皆様のご参加をお待ちしております。もし、「こんなテーマで開催してほしい」「こんな話興味あります」などのご要望がありましたら、スタッフにぜひお声かけ下さい。今回ご参加くださった皆様、ありがとうございました。
看護部 高尾・大迫