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スタッフブログ

第22回日本IVF学会・学術集会を開催しました

カテゴリー: クリニックレポート, ラボラトリーブログ 2019年10月30日

10月5日(土)・6日(日)、第22回日本IVF学会学術集会が福岡で開催されました。
本会は、体外受精に関する臨床的・基礎的研究の推進を通して生殖補助医療の発展に寄与することを目的とし、毎年開催されている学術集会です。第22回目となる今回は、当院院長 蔵本武志が学会学術集会長となり、生殖医療に携わる多くの方々にご参加いただきました。

今学術集会では、「上質なARTの探求」をテーマに全国の著名な先生方より発表をしていただきました。
京都大学教授 斎藤通紀氏、九州大学教授 林克彦氏からは生殖再生医療の進歩と今後の発展について、徳島大学教授 苛原稔氏、内閣官房参与 吉村泰典氏からは我が国の生殖医療の課題と今後の方向性についてご講演いただきました。また、Valencia大学産婦人科教授のCarlos Simon氏からは反復着床不全に子宮内膜環境を整える必要性について、最適な胚盤胞移植時期を調べる子宮内膜受容能検査(ERA)と子宮内膜細菌叢及び慢性子宮内膜炎の痛源菌を調べる検査(EMMA/ALICE)について、検査異常時の治療法の有効性についてご講演いただきました。ドイツ ilabcomm GmbH CEOのMarkus Montag氏からはタイムラプスの技術を用いた最新培養器とAIによる胚の評価について、オーストラリア生殖医学会理事長のMicael Chapman教授からはpolscopeを用いたICSIについてご講演いただきました。

運営にあたったスタッフ一同

その他にも、高度生殖医療を受ける現代女性が抱える問題点についてのシンポジウムや各企業からの展示ブース、福岡市長 高島宗一郎氏からのご挨拶など、非常に有意義な内容となりました。

当院では、今学術集会の主催者としてスタッフ全員で事前の準備から当日の運営にあたりました。診療と並行しての作業で各自大変なこともあったと思いますが、大きなトラブルもなく無事に終了することができました。このような規模の大きい学会の運営に携われて得た経験を今後の業務の中で活かしていきたいと思います。

事務部 青谷

 
「IVF学会に参加して」
2019年10月5日、6日の日程で第22回 日本IVF学会学術集会が開催されました。
今年は福岡での開催で当院院長の蔵本武志が学術集会長を務めました。
著名な先生方による講演やシンポジウムに加え、口頭演題42題と大変、活発な会となりました。当院からは、研究部門の村上主任がシンポジウム「ARTを行うための理想的な培養液とは」のテーマで「ARTと培養液;培養は安全ではない」と題して講演を行いました。
口頭演題は医局部門から加藤医師、培養部門からは私が発表を行いました。
また、私の演題「多核胚とDirect Cleavage胚の臨床成績」は、優秀演題に選んでいただき、学術奨励賞として表彰を受けました。

学術奨励賞受賞の様子

当院では13年前から多核胚の研究を始め、これまでに多核胚の発生能と妊孕性や染色体の異数性など様々な報告を行ってきました。また、Direct Cleavageに関してもタイムラプスが普及し始めた近年、多くの知見が報告されるようになりました。しかし、これまで両者の関連性について研究した文献はありませんでした。
そして、昨年当院が初めて多核とDirect Cleavageの関連について報告し、さらに今回の発表では、多核のみの胚、Direct Cleavageのみの胚、多核とDirect Cleavageの両方が認められた胚、それぞれの妊娠率、流産率を分析した結果を報告しました。
多核やDirect Cleavageについてはまだ明らかになっていないことも多く、今後の検討課題も数多くありますが、これからも患者様の治療に役立つ知見を報告していきたいと思います。

培養士 渡辺 瞳

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