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スタッフブログ

ローマ(イタリア)で開催された生殖医学会に参加して

カテゴリー: 学会参加レポート, 未分類 2010年6月1日

学会会場の前で:左から川元(看護部)、蔵本院長,江頭室長(培養部)
学会会場の前で:左から川元(看護部)、
蔵本院長,江頭室長(培養部)

2010年6月27日~30日でイタリアのローマで開催された、ヨーロッパ生殖医学会(ESHRE)に参加させていただきました。
ローマまでは飛行機で半日ほどのフライトで、時差は約9時間です。私は福岡を離陸するときから腕時計を現地時間にセットしてしまうくらい興奮していたので、往復のフライトではほとんど眠らずにローマに着きました。

今回の参加者は院長と培養室長、看護師である私の3名でうかがいました。参加者はほぼ年々増加しており、今回は総参加者数が約9200名、医師、培養師、看護職、臨床心理士といった日ごろから何らかの形で生殖医療にかかわっている様々な職種の方々がいらっしゃいました。

コロッセオ
コロッセオ

口頭発表で294題、ポスター発表で581題、計875題の演題が発表されていました。私は英語が堪能ではないので学会にむけて予習したものの、会期中は英語を聞きとるのに常に頭がフル回転の状態でした。
また、演題の発表会場もたくさんあり、とても広大な会場だったのでお目当ての発表を聞くために相当歩くことになりました。頭も体もかなり鍛えられたと思います。

興味を引いた演題はいくつかありましたが、特に出生前診断の遺伝カウンセリングの必要性を強調したものや、提供卵による妊娠の合併症に関する話題が興味深かったです。両方ともに日本ではまだ普及していない、あるいは認められていない治療ですが、そういった医療に関する研究について知ることができるのは国際学会ならではだと思います。
様々な発表を聞くときに各国の高度生殖医療技術の差や法律、社会背景、宗教、倫理観などの違いを考えると、見聞きしたものをそのまま日本にはあてはめることはできませんが、今後の治療やケアの参考にして役立てていける部分はたくさんありました。

サン・ピエトロ大聖堂
サン・ピエトロ大聖堂

不妊治療は近年目覚ましく進歩している医療の一分野であり、まだ分かっていないこともたくさんあります。この分野に取り組む医療者は手つかずの新しいものに目を向け、それが実践にどう生かせるか考えていかねばならないと思います。
国際学会への参加は世界へのアンテナを張り、まだまだ勉強することがたくさんあるということに気づかされる素晴らしい体験でした。また、参考になるケアはどのように取り入れていったらいいだろうかと日常のケアに思いをはせることもあり、患者さまとの関わりの大切さをより感じる機会でもあったように思います。

世界遺産の40%があるというイタリアでの開催であり、忙しいスケジュールをぬって巡った観光も予想を裏切らない素晴らしいものばかりでした。
歴史や自然、人々と触れ合うことで心豊かになるという貴重な経験をさせていただいた院長に心から感謝します。ありがとうございました。

看護部 川元美里

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